子宮筋腫の予防とケア

生活について

子宮筋腫になった場合、それほど深刻になる必要はありません。女性の4人一人は子宮筋腫を持っていると考えられており、子宮がんのように、急激に悪化して、転移したりはしません。ただ生理不順などの原因になり、症状が進行する場合は、早目に治療することで、生理痛や貧血の悩みが解消されます。

子宮筋腫があると分かった場合は、まずストレスを解消するように心掛けましょう。兎に角原因のわからない子宮筋腫ですから、体調を崩さないようにすることが肝心で、規則正しい食事や生活習慣はできるだけ維持し、無理なダイエットなどは、ホルモン異常の原因になりますから、避けた方がいいでしょう。
ご自分の自然なバイオリズムを崩さず、規則正しい生理周期が子宮筋腫の予防であり、ケアの基本ですから、夜更かし、喫煙、飲酒はできれば避けるべきでしょう。

諸症状と予防法

子宮筋腫になると、月経困難症を引き起こし、生理痛、貧血、めまい、過多月経など様々な症状が現れてきます。このような子宮筋腫が原因で起きるであろう諸症状に対しては、初潮間もない若い女性は、何かと思い悩むものですが、性的に未成熟な場合、ホルモン分泌が不十分なため、しばしば起こる症状と言えます。

特に貧血がひどい場合は、血液中のヘモグロビンが減少していることが考えられます。このような状態が月経の度に発生すると、慢性化してしまい、子宮筋腫のみならず、卵巣・卵管の成長や心臓の機能に影響を与える場合もあります。

生理痛などは無理せず痛み止めを飲み、貧血対策としては鉄分の緑葉野菜を多く取る事をお勧めします

子宮筋腫と妊娠

子宮筋腫があるからと言って、妊娠出来ないというわけではありませんが、子宮筋腫のできる場所やその大きさによっては、不妊症の原因となるケースもよくあります。妊娠を希望する場合に、子宮筋腫が出来ていると分っても、妊娠している場合は、おいそれとホルモン治療や外科治療は出来ません。

妊娠するまでに、子宮筋腫が肥大化する可能性がある場合は、早目に治療が必要ですが、ホルモン治療などは、却って赴任の原因になってしまいますから、子宮を温存する外科手術が選択されますが、子宮筋腫が大きくなっていたり、手術の難しい子宮深層の組織に根を張っている場合は、子宮の温存も難しくなります。

従って妊娠を希望する場合は、最初に子宮の検査ありきです。早めに治療すれば、それだけ正常な妊娠が可能になります。

基礎体温表

子宮筋腫の有無に関わらず、妊娠を希望する場合は、基礎体温を測る習慣は欠かせません。それ得と同様に月経が不順だったり、生理痛が激しい場合にも基礎体温を測ると、排卵の有無などが分かるだけでなく、万が一子宮筋腫の診断を受けた場合でも、基礎体温の記録を医師に見せれば、経過観察で何ヶ月も無駄にする事はなくなります。

過多月経などの場合でも、血液検査が行なわれて、CT検査で大きな子宮筋腫が見つからなければ、経過観察で、基礎体温を測るように指示されます。

いずれにしても、子宮筋腫の時系列的な変化を観察して、進行の具合を観察する事は、それ以降の治療の基礎になります。特に無排卵などの兆候がある場合は、重篤な合併症も考えられますから、健康と思っても、日頃から基礎体温を調べておくことは、重要です。

クラミジア感染症

子宮筋腫が最近大流行している性器クラミジア感染症などと合併すると、深刻な事態を及ぼします。
クラミジア感染症は、性器のトラコーマと言われるぐらいに、若い人を中心に大変蔓延していますが、女性の場合、感染してもほとんど症状らしいものが出ないのが特徴です。

クラミジア感染症の症状は、あっても尿道炎ぐらいですが、発見が遅れた場合は、卵管狭窄と言う卵管が塞がれてしまう場合があり、これに子宮筋腫が加わると、子宮筋腫の治療に子宮動脈塞栓術などが行なえなくなり、更に治療方法が限定され、卵管狭窄で膣式手術もママならなくなります。

子宮筋腫が肥大化して、子宮が変形すると卵管や外性器にまで影響し、他の感染症にもかかりやすくなり、治療を困難にします。

陰部のケア

陰部には清潔にしておく事が必要ですが、必要以上に陰部を洗浄してしまい、細菌を殺菌してしまうと、却って感染症になりやすくなる事があります。

膣内には、腸内細菌のように、乳酸桿菌などの常在菌と言われる細菌がいて、膣内を酸性に保っていますが、この乳酸桿菌によって、膣内が外部からの病原菌から守られていると言えます。
従ってビデなどで入念過ぎる洗浄を行なうと、乳酸桿菌まで殺菌してしまい、外部からの病原菌の侵入を許す結果になってしまいます。

過ぎたるは及ばざるが如しで、性器を洗う場合は外性器を中心に、膣内はビデで軽く洗浄するに止めるべきでしょう。ましてや石鹸などで膣内を洗う事などは、厳禁です。

仮に性器からの臭いで悩んでいる場合は、素人判断で分けのわからない薬用石鹸などで、膣内を洗うよりは、医師の診断を仰ぐべきです。

おりもの検査

おりもは、子宮頸部から分泌される粘液ですが、月経周期に連動して、おりもの量も変化します。おりもの量が多くなるのは排卵期ですが、妊娠やピルなどによっても、おりもの量は変化します。

子宮筋腫の兆候として、おりもを検査する場合がありますが、排卵期でもないのにおりもが多くなったり、粘性が強くなったり、血液が混じったり、においがきつくなったりした場合は、注意が必要で、病院での検査が必要です。

子宮筋腫が直接的におりもの原因になることは、あまりありませんが、子宮筋腫が遠因で、感染症や合併症でおりもの異常が現れる場合があります。

子宮筋腫の再発

子宮を取らない限り、子宮筋腫の核だけ摘出しても、再発する可能性は否定できません。ホルモン剤や中用量ピルなどを使って、偽妊娠療法や偽閉経療法を行なっても、薬剤投与を中止すれば、ホルモンバランスが崩れることによって、子宮筋腫は再発もしくは肥大化することが多く、完全に子宮筋腫の再発を防ぐには、子宮摘出しかないと言えるでしょう。

子宮動脈塞栓療法などの最新療法では、再発の確率はかなり低いとされています。子宮筋腫の再発を防ぐために子宮摘出が行われる場合は、全摘をやることにより、子宮がんの心配もなくなるという意味合いも有ります。

ただ子宮筋腫が再発したとしても、それほど深刻になることはなく、経過観察さえ怠らなければ、深刻な問題になることはありません。

子宮筋腫とピル

子宮筋腫を成長や肥大化を抑えるために、ピルが使われます。ピルは一種のホルモン剤もしくはホルモン抑制剤ですから、女性ホルモンの分泌を人為的にコンとロールするものです。

ピルでも3種類が有りますが、一般的にピルとして使われているのは、低用量ピルと言われるもので、効果は穏やかな分、副作用が少なく安全と言えます。

所謂偽妊娠療法や偽閉経療法に使われるピルは、中用量もしくは低用量ピルと言われるもので、ホルモン作用の強いもので、効果は覿面ですが、投与を止めてしまうと、子宮筋腫が却って大きくなってしまう場合や、副作用で貧血めまいなどがひどくなる事も有ります。

産婦人科で処方されているピルに関しては、投与量も少なく、生理痛の緩和剤と考えればよいでしょう。

子宮筋腫と流産

子宮筋腫になると、妊娠しないばかりか、妊娠しても流産する可能性が高くなる場合があります。子宮筋腫でも、粘膜下筋腫は子宮内膜の下にできるもので、子宮内膜は受精卵が着床するところですから、その下で子宮筋腫が肥大化してしまえば、受精卵の成長を妨げる危険性が高くなるのは、想像に難くありません。

また筋送内筋腫は、子宮の壁に根を下ろすように出来て、硬いしこりのようなり、肥大化する場合も多く、ひどい場合には子宮を変形させてしまいます。

このような子宮の状態では、受精卵が安定して成長は出来ず、流産してしまう場合が多くなります。
流産を避けるには、妊娠前に子宮筋腫の治療を行なう必要がありますが、妊娠を前提にした治療は、やり方によっては、不妊を促進させてしまう恐れもあり、高度な医療判断が求められます。

子宮筋腫とサプリメント

子宮筋腫になって、月経困難症や生理不順を引き起こした場合、過多月経などによって、血中のヘモグロビンが減ってしまい、貧血などの鉄欠乏症になることがしばしばあります。

血中のヘモグロビンが減ることいよって、体内では酸素不足が生じ、各部位に影響が出てきます。特に酸素不足を補う形で、心臓が激しく活動しますので、動機や息切れと言った症状が起きます。

これらの症状を補うために鉄分などの補給は不可欠ですが、海藻や緑葉野菜、乳製品などの食事だけの摂取では間に合わない場合は、積極的にサプリメントで補う事をお勧めします。

慢性的に鉄分が欠乏状態になれば、抵抗力がなくなって、感染症などの合併症の危険性も高くなっていきます。


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子宮筋腫の種類

子宮筋腫には、発生する場所によって幾つかの種類があります

子宮筋腫の症状

子宮筋腫は、大きくなると、子宮の周辺の下腹部にある臓器を圧迫し、影響を及ぼす事があります

子宮筋腫の検査

子宮筋腫の初期検査は、視触診から。日頃の自己管理として行なうことをお勧めします

子宮筋腫の治療

子宮筋腫だからと子宮を摘出する必要はありません

子宮筋腫の手術

子宮筋腫に関する手術の術法は、現在さまざまな方法が開発されています

子宮筋腫の予防とケア

自然なバイオリズムを崩さず、規則正しい生理周期が子宮筋腫の予防であり、ケアの基本

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